リハビリテーションとは

生きるよろこびを再発見する医療。

例えばあなたが突然事故に遭い、身体のどこかに障害を持ってしまったとします。
生活は一変。これまでの当たり前が当たり前でなくなる苦しみ。
時にネガティブな気持ちになり、自らや周囲を責めてしまうこともあるかもしれません。
そんな時に社会から差し伸ばされる一本の手、
それが理学療法・作業療法をはじめとする、リハビリテーション医療です。

理学療法士・作業療法士は障害を持つ方の身体機能や生活活動に働きかけ、
よりよく生きるための可能性を探ります。
少しずつ身体の自由を取り戻す、器具を使って自分で食事ができるようになる、
意欲的に取り組める新しい生きがいを見つけ出す…
期待する最高の成果を得ることもありますが、
いつも全てを解決できるわけではありません。
いくら努力をしても症状がなかなか改善しない、という場合もあります。

しかし対象者が挫けそうなとき、一番近くでその心を支え共にベストを尽くすこともまた、
リハビリテーション医療に託された大切な役割です。
時間をかけて人に寄り添い、人の手で行われる治療。
その働きは、どんなに優れた薬や手術でも置き換えることはできません。

どこまでも人の可能性を信じ、その身体や心に向き合うプロフェッショナルであること。
リハビリテーション、それは生きるよろこびを再発見するための医療です。