メッセージ

理事長挨拶

理事長 鍔 一郎

人々に安心感や安らぎを与えられる、
「凛とした医療人」を目指して欲しい。

平成11年、「地域医療の担い手を地域で育てる」というテーマのもと、石川県内初の理学療法士・作業療法士養成校として創立した専門学校金沢リハビリテーションアカデミーは多くの方のご尽力を賜りながら、多数の有能な卒業生をリハビリテーションの現場に輩出してまいりました。また、人材育成の更なるスピード化・高度化を期待する社会の声にお応えするため、平成25年度からは3年制カリキュラムを導入。より短期間でより実践的な力を磨くための教育体制へと一新いたしました。

リハビリテーションという仕事は、医療・福祉の現場はもちろんのこと、アスリートに帯同するスポーツトレーナー、児童・生徒のメンタルケアを行うスクールカウンセラーなど、ますますその可能性と活躍の場を広げています。本校では、このような時代に通用する高度な専門知識・技能の習得の場となるよう、臨床経験豊富な講師陣、質の高い実習設備を整えています。また以前私自身がケガをして病院でリハビリテーションを受けた際、非常に良い笑顔で接してくれたのが、偶然にも本校の卒業生でした。これまで積み重ねてきた本校の取り組みを確信できる嬉しい瞬間でした。今後の教育活動においても、リハビリテーションの原点である「人を思いやるこころ」の育成に、より一層取り組んでいきたいと思います。

本校は四季を感じる美しい犀川のほとり、金沢の中心部にあります。入学される皆様は、ぜひともこの趣きある街の魅力の一つ一つに触れ、多くの方と関わりを持ってください。本校で仲間達・先生達と共に培った絆は、1人のプロフェッショナルとなった後も、卒後教育・同窓会活動などさまざまな形で引き継がれる一生の宝となることでしょう。このキャンパスで、強い意志を持って歩むあなたに出会える日を、楽しみにしています。

学校長挨拶

学校長 加藤 謙一

志を共にする仲間とともに。
「自ら学び続けられる人材」になろう。

専門学校金沢リハビリテーションアカデミーに3年制を導入するに当たってはさまざまな社会的ニーズをふまえ、より臨床分野にウェイトを置いたカリキュラム刷新を行いました。「自ら学び続けられる人材の育成」を目標に、時代の要請に応じた実践的で質の高い専門教育をご提供しています。

リハビリテーションという仕事に従事する際、その要となるのがコミュニケーション能力です。
「リハビリテーションを必要とされる方に対してサービスを、他のメンバーと協調しながら提供する」「その結果としていただく報酬により、自分の帰属する組織の利益に貢献する」など、さまざまな縦・横の関係の結びつきを正しく理解し行動しなければ、医療の現場は成立しません。若い皆さんには、医療人となる前に社会人としての基本的な心構えを、しっかり備えてほしいと考えています。

一方、そうした高い意識を持つ人材を育成するためには、厳しさの中にも楽しさのある環境が必要です。私自身は本校において「感動の共有」という考え方を大切にしながら、学生と教職員が一体となり、1つのものを共有できる教育を目指しています。例えば、「放課後に教員とクラスの学生が集まり、食事をしながら語り合う」「国家試験直前の現役生のために、卒業生がお守りを持ってくる」というような光景が、本校では日常的に見られます。もちろん立場や役割の違いはあります。しかし、他者との共感やギャップを肌で感じつつ、積極的にコミュニケーションを図ることは、成長の糧になります。「入らないと分からない良さ」があるのが本校。リハビリテーションの世界で必要とされる人材を目指し、多くの仲間達と共に学んで行きましょう。